春スタディーツアー 2018 その4
3月16日
この日から2日間私たち7期生のグラウンド建設地決定のために5つの候補地を巡りました。
この日は2つの候補地を訪れました。
初めに訪れたのはフンセンスクン高校です。
この学校は校舎や中庭がとても綺麗にされており、ペットボトルと燃えるゴミが分別されていました。
グラウンドに向かうと広大で整ったグラウンドのように見えたのですがグラウンド内に入るとむき出しのコンクリートや無造作に生えた草木などまだまだ改良の余地があると感じました。
次に訪れたのはフンセンモニレンシー中学校です。
学校に向かうまでの道のりは畑に囲まれた一本道で進む度に揺れるほどのでこぼこ道でした。
幼稚園と小学校が併設されており、小さい子から中学生までのの子どもたちが私たちを迎えてくれました!
グラウンドに向かうと建設地予定地は畑そのもので硬い土が干からびた状態でした。
子どもたちはそんなグラウンド状況の中、グラウンドに木の棒を突き刺しゴールに見たてサッカーをしていました。
こちらの2校は去年も候補地に挙がっていましたが私たちが建設できるグラウンドは1年間で1つしかありません。その為、他の候補地を諦めなければなりません。どの学校も子どもたちや先生の思いは同じでメンバーもその思いに応えたいと思っています。ですがそれは出来ません。だからこそメンバー同士で真剣に話し合い、全員が納得するまで意見を出し合い建設地を決定します。
3月17日
この日は引き続きグラウンド候補地を3つ訪れました。
一つ目はプレックチック小学校です。この学校は3年前から何度も建設を依頼してくれている学校です。
グラウンドの状況はバレーボールコートがあるものの草が乱雑に生えており、水溜りも所々に見受けられるといったものでした。
ここの校長先生はグラウンド誘致にとても熱心な方でした。
二つ目に訪れたのはフンセンドンボンダエク小学校です。
学校に到着したのですが一向に建設予定地は見つかりませんでした。そして校長先生に案内されて向かった先は一面のトウモロコシ畑でした。
メンバー全員驚きを隠せませんでした!
校長先生は雨季になると川が氾濫しグラウンドの土が流されてしまうという問題を抱えていると仰っていました。
三つ目に訪れたのはソロック小学校です。
バスに揺られること約2時間、ソロック小学校に到着しました。到着するとすぐに子どもたちが駆け寄ってきました!
グラウンド状況はと言うと、ゴミは落ちておらず平坦で整ったグラウンドではあったのですが、土と言うよりも砂利に近い質のグラウンドで子どもたちが怪我をしてしまう恐れがあると感じました。
全ての候補地を回り、ホテルに帰りグラウンド建設地決定の為のミーティングを開始しました。
意見は大きく2つに分かれ2時間以上に及ぶ話し合いの末、初日に訪れたフンセンモニレンシー中学校に決定しました。
メンバーの多くが子どもたちが劣悪なグラウンド状況の中で自分たちで工夫してサッカーをしている姿を見て、もっといい環境でサッカーをしてもらいたいと感じたからと言っていました。
3月18日
グラウンド建設地を決定し全ての活動を終えたこの日はコンポンチャムを少し観光してからコンポンチャムを離れ、プノンペンへと向かいました。
プノンペンに到着し、一休みしてからいつもお世話になっている現地コーディネーターのシンホンさんとKHJスタッフの青木さんと食事会をしました。
美味しい食事にメンバーのお箸が止まりませんでした!
お腹を満たしてからシンホンさんと今回のスタツアの感想やこれからのCUEについてなど様々な話をしました。
3月19・20日
ついに帰国の日になりました。
メンバーは3つのグループに分かれそれぞれの飛行機で日本に帰国しました。
カンボジアでの12日間と聞いた時は長いと思いましたがあっという間に過ぎ去ってしまったと感じるほど充実していました。
たくさんの子どもたちと遊び、多くの人と出会い、日本では経験することができないことを体験することができ少しでも自分が成長できたと感じています。
そしてこの経験を活かし半年後もう一度カンボジアに訪れた時に更に成長した私たちでありたいと思います。
半年後もう一度カンボジアに訪れるのが待ち遠しいです。